季節の果樹を庭に植えてみませんか?3
2021/07/12
みなさんこんにちは。
今回から、こちらでみなさんにお話させていただきたいのは、『季節の果樹を庭に植えてみませんか?』と題した、
麗ガーデンさんがおすすめされている、ご自宅のお庭でおこなえる果樹栽培に関してのアレコレです。
あなたやあなたの家族の生活を肉体的にも精神的にも豊かにする庭づくり、
日常生活の中で季節を見て感じて食べられる、自然の魅力を十二分にたっぷりと満喫できるのが果樹栽培です。
みなさんにも、果樹園を取り入れたお庭がもたらしてくれる楽しさを知っていただき、
ちょっとでも興味を持っていただけるよう、果樹にまつわるお話やおすすめの果樹などをご紹介していきたいと思います。
全五回を予定しておりますので、最後までお付き合いよろしくお願いいたします。
今回は、初夏の訪れをおいしく彩ってくれるビワについてお話していきます。
ビワ(枇杷)は、バラ科の常緑高木および食用となるその実そのものの名称で、
葉は濃い緑色で大きく、一口大の甘い実がたくさんなるのが特徴です。
このビワという名前の由来は、ビワの実が楽器の琵琶に似ていたことから、そう呼ばれるようになったそうです。
ビワの実は甘みが強く、生食されるほかにも缶詰などに加工されたり、ゼリーなどの菓子、ジャム等、幅広く親しまれています。
また、ビワの実はおいしいだけではなく、嘔吐、喉の渇きなどに対して効能を発揮する優れものです。
しかし、ビワの種子や完熟していない未熟なビワの実には高濃度のシアン化合物が含まれる場合があり、
これが体内で分解されると猛毒である青酸を発生させるのでお気を付けてください。
ビワの種や未熟なビワの実を、何十個も一気に食べてしまうと健康を害する恐れがあるとのことです。
そんなビワは、種をまくと簡単に発芽すると言われるほど育ちやすい果樹で、
園芸初心者でも手の出しやすい難易度の低さと、無農薬でつくれる手軽さのため家庭果樹園向きなのです。
ひと昔前は、ビワの木を庭に植えると縁起が悪いなんて言うウワサがありました。
これは、上述の通りビワが育ちやすいため放っておいたら家が日陰になってしまうというような荒唐無稽な迷信で、
現代では、ビワの栽培方法も確立されていますし、育てやすい品種もあり、
お家で育てる人気の果樹のひとつになっています。
今回はこの辺で。また次回に続きます。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。