栃木県上三川町にお住まいのM様に取材をさせていただきました!
栃木県上三川町 M様
今回は栃木県にお住まいのM様に取材をさせていただきました!
―ではまず最初に、今回のご依頼主であるMさんと、山口さんとのご関係性をお伺いしたいと思います。
はい。山口さんとのつながりは、私の妻が学生時代、山口さんの奥さまと同級生でして…その間柄を通じてご紹介していただきました。
―ちなみに、このお家はいつくらいに建てられたものですか?
去年の8月に受け渡しが終わったので、もう少しで一年くらい経ちますかね。庭については、先に家が完成した後に、山口さんにお願いしたという流れです。
―仕事をしているときの山口さんについて、どのような印象を第一にもたれましたか?
そうですね。一番はじめの印象としては、とにかくストイックな雰囲気をもっていて、寡黙に黙々と仕事に打ち込まれていて…でも、こちらからしゃべりかけてみると、とてもしゃべりやすく、はにかんだり、照れる部分もあったりして、ちょっと可愛らしい一面もありました。(笑)ただ、仕事の話になると、説明の言葉がスラスラとでてきて、やはり仕事に対してはプロ意識をもって行っていて、ものすごく真面目な方だなという印象をもちました。
―このお庭を山口さんにお願いするときに、Mさんのなかで、こだわりや強く要望したことは何かありますか?
私たちが最初に抱いていたイメージとしては、庭にウッドデッキがあって、家庭菜園ができればいいかな、といった感じの、わりと控えめな提案というレベルだったのですが、現在のこの完成した広い庭は、逆に山口さんサイドのほうから、私たちの言葉を汲み取ってご提案していだいたものなんです。それに加えて、円テーブルが今庭の真ん中にあるのですが、これは山口さんと打ち合わせしているときに、私がちらっと”バーベキュー”という言葉を漏らしたらしく、それを山口さんが覚えていたみたいで…後々に、「そういうものができたらかっこいいんじゃないか」といった感じで、円テーブルも一緒に提案してもらいました。その時は「すごく良い提案をしてもらった」という印象で、正直かわいいし一目惚れに近い状態だったので、その部分も含めてお願いしたのです。
―ということは、はじめの時点では、どちらかというと「ウッドデッキと家庭菜園でいいかな」というところを、山口さんのほうから出された提案に一目惚れして、現在の庭の形にしたということですね?
はい。そういうことになりますね。今回は庭もそうですが、重ねて、玄関周りも同時にしていただいて…特に玄関まわりのほうは、花が植えられたりできて、自分たちなりのアレンジで遊べる部分がいいですね。実はこの家を建てた住宅メーカーさんに庭を含めた見積もりレベルまでとりあえず話はしていたのですが、山口さんのほうのデザイン性がとてもよく、こちらの提案をお願いしたのです。
―山口さんは庭の設計をどのように表現されましたか?
庭は色つきの、表面図で、玄関口まわりのほうは、立体的な図で描いていただきました。
―去年の8月から庭を使い始めて、夏秋冬、ここ春を過ごして、もうすぐ1年になると思うのですが、庭の使い勝手など感想としてどのようにお感じですか?
満足です。とくに庭には芝が植えられているのですが、春先になると、庭の芝生の上にシートに敷いたり、子供用のテントを置いたりして子供たちが遊べるのが魅力的ですね。
―ちなみに、家庭菜園では何を育てられているのですか?
夏はなすとトマトとシソ、奥には枝豆があります。冬になるとレタス、小松菜、ほうれん草を育てています。最近ではトマトも色づいて、初トマトを3個くらい食べましたよ。(笑)
―ご自身の家で野菜を育てられているのはやはりいいものでしょうか?
はい。うちは子供がいるものですから、実際教育上良かったりするんです。例えば、日ごろ子供は野菜をあまり好きじゃなくて、口に入れるのを嫌がるものもあるのですが、家庭菜園の野菜だと、自分でとってきた野菜だからと、味は苦手でも、多少口に入れて食べようと努力はするんです。そこがやはり家庭菜園のいい部分かなと。
―奥さんのほうではなにかこだわりはありますか?
やはりバーベキューができるスペースと、少し広くて手入れが大変な部分もありますが、芝生の手入れ自体のやりやすさということですかね。実はウッドデッキについては、最初私たちのほうで小さめに提案したのです。しかし山口さんのほうから「少し大きくしたほうが使い勝手がいいのでは?」という提案があっものですから、少し広めのウッドデッキを変更してみたら、この大きさにしてよかったなと実感しましたよ。椅子やテーブルを一緒に置いても狭くならないですし、あと子どもたちが座ったときに、ウッドデッキから椅子が落ちるという危険性も減りますしね。
ー山口さんが庭制作をやられているときはどのような印象でしたか?
ずっと長いあいだ真面目に作業に打ち込んでいて、ご飯食べているのかな?(笑)って心配になるくらい真剣にやっていました。夏場の暑い時期だったものですから、私たちのほうで飲み物の用意をしたのです。ただそのときは特に難しい部分の作業だったので、少しだけ飲んで、あとはほとんどしゃべらず黙々と庭の制作をやられていましたね。ただ、アイスは食べていました(笑)職人のときは職人の顔で、また「ここはどうしましょう」というような、私たちに対して意見を聞くときには、コミュニケーションをとりつつ愛嬌をもって接してくれて。実際の質問についても的確なものでした。
―最後に山口さんの制作されたお庭で満足されていますか?
はい満足です。今後の手入れは自分自身でやりつつ、学んでいき、専門的でよくわからない場合には山口さん相談したいですね。木の手入れは難しいので…あと、完成後に山口さんが見に来てくださったのが嬉しかったですね。庭でちょっと気になったところを直してくださって…他にも庭にある紅葉の木についてですが、木の剪定もしてくださったんですよ。木の形自体がドサッと重くて不格好の状態だったのを、見栄えよく、無料で剪定してもらいました。庭に関しては私たちと同じくらい愛着をもってくださったらしく、ほんとう色々と気に使ってもらいました。実は今庭に植えてある下草も、山口さんに紹介してもらったものを一緒に買いに行ったんです。さらに「こういう感じで置くいいよ」といような、配置もおまかせして、植え込みまで山口さんにしてもらいました。”やったらやりっぱなし”ではなく”アフタ
ーメンテナンス”も気にかけていただいている部分がやはりいいなといった印象ですね。
―今回は取材にご協力いただきまして、ありがとうございました。