春に花が咲く樹木を庭に。5
2021/04/05
みなさんこんにちは。
今回、全五回に分けてみなさんにお話させていただきたいのは、『春に花が咲く樹木を庭に。』という、
春の息吹を感じさせ、お庭を豪華に彩ってくれるのにおすすめの樹木についてのご提案です。
お庭には沢山の可能性があります。趣味に特化したものや子供やペットが遊べる家族団らんができるものなどなど。
そんな中でも、お庭に樹木を植えるというのは庭づくりの定番として古くから愛されています。
また、樹木は草花などに比べるとメンテナンスに手間とお金がかからないというメリットもあります。
なので、春におすすめの樹木をご紹介していきます。是非参考にしていただきたいです。
今回は、フリルのように愛らしい花を咲かせる日本原産の樹木で海外でも近年非常に人気の高いツバキをご紹介します。
ツバキ(椿、海柘榴)とは、またの名をヤブツバキとも呼ぶツバキ科ツバキ属の常緑樹のことを言います。
原産国は日本で、日本書紀にも名前が出てくるほど古くから愛されており、美術や音楽の作品にもしばしば取り上げられています。
また、青森県の夏泊半島にある椿山と呼ばれる1万株にも及ぶツバキの群落は、国の天然記念物に指定されているほどです。
人の長寿を祝うさいに椿寿(チンジュ)なんて言葉が使われるくらいに、ツバキは人が長生きすることや長寿の象徴とされてきました。
このことから、ツバキを縁起物としてお子さんが生まれたさいの記念樹や敬老の日のプレゼントに植えることもあるそうです。
ツバキは育てるにあたっての難易度が低いとされており、園芸初心者でもトライしやすい樹木です。
耐寒性、耐暑性ともに強く、あまりに強い日差しは苦手で日陰であっても育てることができます。
水やりは植えつけてから2年未満の根付く前の株には、土の表面が乾いてきたらたっぷりと(夏場の場合は朝や夕方に)水を与えますが、
植えつけから2年以上経過し、しっかりと根付いたツバキには土が乾燥したら水をやる程度で基本的に水やりをする必要はありません。
ツバキは花だけでなく葉や枝も観賞の対象になるというほど、植え甲斐のある花木ですので、
「なにか庭がさみしいなあ」「なにか花のなる木を植えたいなあ」とお考えの方は、ぜひツバキを選択肢に入れてみてください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。